《一級建築士製図試験》角番受験者必見!【角番で合格した私が感じたこと】

一級建築士 製図試験

Ohashi / 建築技術研究所です。

建築士試験受験者で最もプレッシャーがかかるのが、「角番」での受験です。
私もこの「角番」での試験を経験しました。
だからこそ、お伝えできることがあると思い、この記事を書いています。

  • 勉強時間を確保し、努力し続ければ合格に近づける。
  • 【手を動かす】→【苦手を見つける】→【質問して解決する】のサイクルが重要
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角番での受験で大事なこと

私が、角番まで受験して感じたことは、優先すべきは、勉強方法よりも勉強時間だということです。

一級建築士の試験に限らず、勉強が好きな人は、勉強方法に拘りやすい傾向にあるようですが、勉強方法に拘ると勉強した気になるだけで、実際は身になっていないことが多いため、注意が必要です。

どんなに優れた勉強方法を採用しても、勉強時間が足りなければ合格できません。

始めは方法に拘り過ぎず、まずは、とにかく繰り返し手を動かします。

その中で出来ないこと、苦手なことを見つけることが重要です。
その後に、資格学校で質問したり、Twitter等のSNSで聞いてみたりしてください。
解決方法を知ることが出来れば、その点に注意して、改めで手を動かします。

この手順で練習することで、学習の質が向上します。

また、繰り返し練習することで、短い時間で図面を描けるようになり、単位時間当たりの学習量を増やすことができます。

この「【手を動かす】→【苦手を見つける】→【質問して解決する】」のサイクルを試験直前まで続けていけば、勉強の質と量がともに向上し合格に限りなく近づく事が出来ます。

始めは勉強の質60%、量90%くらいのイメージで始めてみてください。

計画の要点も基本は変わりません。
とにかく、手を動かしながら考えてください。

「テキストを読むだけ」「テキストを書き写すだけ」は、ただただ勉強した気になるだけで身になる方法ではないので、絶対的に不要です。

勉強方法に拘らないとは

作図の練習で、必ず図面一式を同じ流れで描く必要はありません。
有効に時間を使うという意味では、自分で決めた時間で平面図1面や断面図だけ描いてみるといった方法が効果があります。

このように勉強時間を確保する方法を別記事で書いていますので、併せてご覧ください。

なぜ、角番になるまで合格できなかったのか

そもそも、なぜ、角番になるまで合格できなかったのか

その答えは、勉強時間が足りていなかったから、だと私は思います。

残念な話ですが、角番まで合格できなかった以上、1,2年で合格できた人と比べると能力が足りていないと思っています。
それをカバーするには、それ相応の時間をかけて勉強するにほかなりません。
自身の経験も踏まえると、その勉強時間を確保できずに不合格になっているケースがほとんどだと感じています。

ただ、進むべき方向性さえ間違えていなければ、歩みの速度が遅いだけで確実に合格に近づけるのではないでしょうか。

合格する角番受験者とは

私が思う、合格する角番受験者とは、常に進歩し続けている人です。

正直なところ、1回目で合格できる実力があるに越したことはありません。
しかしながら、そのように優秀な人ばかりが合格しているわけではなく、何年もかけて合格している人も多いです。

それでは、なぜ、その人たちが合格できたのか。
それは、単純な話ですが、途中で諦めることなく努力し続けたからです。

学科試験を合格した以上、建築士としての最低限の能力は持っています。
しかし、あと少しのところで合格できず、諦めてしまったという人を目にしました。

それを乗り越えた先に合格はあります。
また、だからこそ、価値のある資格なのです。

社会人で勉強し続けることは、容易なことではありません。
私が考えるところ、その継続力も建築士として求められる資質のひとつだと思います。

私は、一級建築士の資格そのものよりも、努力した時間の積上げが自信になっていると感じています。

まとめ

  • 勉強時間を確保し、努力し続ければ合格に近づける。
  • 【手を動かす】→【苦手を見つける】→【質問して解決する】のサイクルが重要
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