《一級建築士製図試験》試験対策を振り返る!不合格者が見直すべき3つのこと

一級建築士 製図試験

Ohashi / 建築技術研究所 です。

この記事を読んで頂いている方は、残念な結果だった方が多いことと思います。

落ち込んでいる時間はありません。来年は合格できるよう、今日からスタートしましょう。

私は、3回目の製図試験で合格しました。
つまり、2回も不合格になったわけです。

どんな方でも諦めなければ結果が付いてきます。

ということで、今回は、その経験を生かし、製図試験の不合格者が見直すべき3つのことについてお伝えします。

  • 勉強時間を確保する
  • 製図試験に必要な3つのスキルを習得する
  • 「空間構成」を論理的に理解する
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勉強時間を確保する

不合格者が足りなかったもの。それは、勉強時間です。

「自分は、頑張ったけどダメだった。」と思っている方は特に意識を変える必要があります。

この試験において、〔これだけ勉強すれば合格する〕といったものは、残念ながらありません。
なぜならば、合格に必要な勉強時間は、各個人の能力に影響されるからです。

Aさんは1,000時間で合格できても、Bさんは2,000時間ほしいかもしれないですし、Cさんは500時間で合格できるかもしれません。

つまり、ここでいう「勉強時間が足りない」とは、正確に言えば《自分が合格するのに必要な勉強時間に達していない》というべきでしょうか。

合格するためには、前年度以上の勉強時間を確保しなければ、合格はありません。

さて、どのように勉強時間を確保するのか。

最も有効なのが、スキマ時間の活用です。

フリーランスでない限り、働いていれば、まとまった勉強時間を確保できるのは夜という方が多いと思います。
その時間に加えて、通勤中、始業前、昼休み等のスキマ時間を使ってとにかく勉強しましょう。
(製図試験においては手馴れが重要なので、勉強=練習とも言えます。)

私が実行したスキマ時間の活用をご紹介します。

▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

これは、平日の始業前と昼休みに1回5分程度の時間を取り、手を動かす練習をしたものです。
完璧なほどきれいに描くのではなく、時間を決めてその時間内に描くという事が試験には重要です。
また、毎日継続したという事に意義があります。

実際、これだけでも作図スピードは向上します。

以下の記事は、学科試験対策向けに書きましたが、製図試験にも共通することを書いています。

試験に必要なスキル

製図試験には、習得すべき3つのスキルがあります。

決して、難しいことではありません。

【課題文の読取】【時間管理】【作業後の確認】

以上の3つです。

【課題文の読取】

課題文の読取りについては、まず、活字に慣れることから始めましょう。

その後、《算入・非算入》《一体的に利用》など試験でよく用いられる表現に注目して課題文を読めるように練習しましょう。

時間管理

試験中の時間配分を掴むために、繰返し練習しましょう。

特に作図は、平面図や断面図がどのくらいの時間で描けるかを把握すること、及び、コンスタントに短い時間で描けるように練習しましょう。

また、時間を管理するうえで必要なのは『完璧を求めないこと』です。
少し不十分な部分があっても、時間通りに進めるということが合格の絶対条件です。

本試験では、周りのペースに合わせていつもより時間をかけてエスキスしませんでしたか。
減点されたくないため、時間をかけたくなる気持ちはよく分かりますが、それでは不合格まっしぐらです。

作業後の確認(チェック)

漏れのないチェックをするために重要なことは、2点あります。

  1. 重要度の高い項目を把握すること
  2. 手順を確立すること

の2点です。これさえできるようになれば、大きな減点を防ぐことが出来ます。

減点方式であると言われているこの試験において、他の受験者よりもよくできている部分を増やすよりもできていない部分を減らすほうが、合格に近づけます。

試験におけるそれら3つのスキルの詳細については、別記事にてまとめてありますので、ご参照ください。

また、この3つのスキルは簡単なように感じますが、この試験に限らず、仕事をしていくうえで重要なスキルと言えます。

空間構成を理解する

一級建築士の製図試験において、合格者と不合格者の大きな違いは、空間構成が成立しているかどうかです。

一級建築士試験は、建築的な面では「ゾーニングと動線」(=空間構成)の試験です。

JAEIC発表の採点のポイントを見ても、採点上の大きなウエイトと占めていることが分かります。
つまり、空間構成ができていなければ、どんなに図面がきれいでも、計画の要点ができていても、ランクⅢです。
また、近年の試験はランクⅢをクリアすれば、そのうちの70~80%はランクⅠ=合格となっています。

空間構成は、要求室共用部から構成され、それらを単純な形状の廊下で結ぶことが基本となります。
特に、各階ホール】は、建物内での利用者の動線の基点となります。

不合格者は、このポイントを押さえられていません。

機会があるのなら(できれば機会をつくって)合格者と不合格者の図面を

  • 【各階ホール】
  • 【コア(階段)】
  • 【廊下】

に注目して見比べてください。

合格者の図面を見ると、各階でホールと要求室を単純な廊下によって結び付け、各階のホールをコア(階段)が結びついています。

【各階ホール】【コア(階段)】【廊下】の構成については、別記事にまとめてありますので、ご参照ください。

いかがでしたでしょうか。
少しでも当て嵌まりそうだと思ったら、今からできることを始めてみてください。

まとめ

  • 勉強時間を確保する
  • 製図試験に必要な3つのスキルを習得する
  • 「空間構成」を論理的に理解する
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