資格試験に合格するためには、モチベーションの維持が欠かせません。
そこで今回は、どのようにすれば高い意識を持ち続けたまま、合格まで走り抜けられるのか考えてみます。
この記事で伝えたいこと
- 試験の合格のために目的を明確にする
- 自分に言い訳をできない環境をつくる
- 「質問」で現在地を確認しながら前に進む
自分の中の「なぜ」を明確にする
「なぜ、一級建築士になりたいのですか?」
と聞かれた時、どのように答えますか。
その答えは、十人十色で決まった答えはありません。
「将来、超高層の建物を設計したい」という人もいるでしょうし、「責任ある立場で仕事がしたい」という人や、はたまた、「合コンでモテたい」という人もいるでしょう。
私は、どれも正解だと思います。
もし、この質問の回答に不正解があるとするならば、その回答が【受動的】であることでしょう。
「家業が建築士事務所だから」や「会社から取れと言われたから」というだけの人、結構いると思います。
事実として、そうなのかもしれませんが、そこを一歩踏み込んでいかなければ、試験の合格はありません。
「家業が建築士事務所だから、先代よりも立派な建物を設計したい」と言われれば納得できますし、「会社から取れと言われたから、自分を変えるチャンスとして挑戦したい」と言われれば応援したくもなります。
始めは受け身だったとしても、それを良いきっかけと捉え、自分を変えていける人が合格します。
自分の中の「なぜ」を明確にすること(=目標を顕在化させること)が合格に向けての原点になります。
退路を断つ
人間という生き物は、できない理由を探すのが得意です。
しかし、合格するためには、《できる・できない》ではなく《やる・やらない》の2択で〔やる〕を選ぶ必要があります。
そのためには、退路を断つのが有効です。
例えば、経験上の話ですが、会社から講習費を支給されて学校に通っている人の方が合格率が低い気がします。
そういう人を見ていると、「自分のお金じゃないから、ダメなら来年受ければいいや」という雰囲気の人が多く見受けられます。
できない理由(できなくてもよい理由)がそのお金にあるなら、自分で全額出してみたらいいと思います。
私は、自分で逃げ道をつくるような気がして嫌だったので、受験に際して、会社からお金を貰いませんでした。(結果として、高級車が買えるくらいの出費をしたのは、また別の話)
あと、当時勤めていた会社を辞め、転職しました。
手段と目的が入れ替わるようでおすすめはしませんが、働く時間を調整できて、自分に言い訳ができない状況をつくったことが、合格という結果につながったと思っています。
理解度の実感は「質問」にあり
長い期間、勉強していると自分がどのくらい理解できたのか分からなくなる時が来ます。
そんな時、自分の立ち位置を確認するための指標は「質問」です。
それは、質問できるということは、自分がどこまで分かっていて、何が分からないのかを把握しているということだからです。
内容が分かるといい質問ができて、いい質問ができるとより内容が分かるようになります。
また、「質問したい」というマインドが、前述の能動的な姿勢につながっていきます。
分からないことは質問できる環境に身を置くことで、自分の理解度を確認しながら、前に進むことができます。