近年の一級建築士試験対策は、資格学校を利用することが主流になっています。
しかしながら、資格学校を利用したからといって必ず合格できるという訳ではなく、自主性を持って資格学校を利用することが求められます。
今回は、資格学校を利用した学習の中で、取り組みに方によって効果に差が出やすい宿題課題への取り組みにについて思うことをお伝えします。
- 宿題課題は週前半に取り組む
- 宿題課題は全体を通しでやる必要はない
- 直前の当日課題に影響され過ぎない
取り組むタイミング
資格学校の宿題課題を効果的に活用するためには、週の前半で取り組むことをおすすめします。
週末まで先送りすると、予定通りに時間が確保できなかった時に、課題の意図を理解せず、図面を描き上げることだけが目的になってしまいます。
そうなることで、資格学校を利用するメリットである初見の課題への対応方法を考える機会が損なわれ、初見への対応の是非を理解するというフィードバックを得られないため、宿題課題の効果が少なくなってしまいます。
取り組みへの意識
前項でお伝えした取り組むタイミングについて、宿題課題を週後半で行おうと考える受講者は、宿題課題全体を通しで行おうとする傾向にあります。
しかしながら、宿題課題を通しで行う必要はありません。
【エスキス】【作図】【計画の要点】くらいの括りで分割して取り組めばよく、そうすることで、それぞれが2~3時間程度で取り組めるため、週前半の平日夜間を活用することができます。
当日課題との違い
先述のタイミングについては、講習日の当日課題でできなかったことを復習してから宿題課題に取り掛かりたいという考えから、宿題課題に取り掛かるタイミングが後半にずれ込むという受講者もいます。
しかし、当日課題と宿題課題は、あくまで別物なので、同じように解けるわけではありません。
むしろ、意識しすぎると宿題課題の出題の意図を大きく外した解答をしてしまうこともあり、宿題課題の効果が薄れてしまいます。
そのため、宿題課題に対しては、当日課題の復習をしてからと拘る必要はありません。
もちろん、当日課題の復習は必要ですが、それを宿題課題が終わった週後半に時間を確保して行うといいです。
まとめ
- 宿題課題は週前半に取り組む
- 宿題課題は全体を通しでやる必要はない
- 直前の当日課題に影響され過ぎない