《一級建築士製図試験》資格学校受講者必見!長期製図講座受講者に伝えたい3つのこと

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Ohashi / 建築技術研究所 です。
私は、2回の長期製図講座受講により、一級建築士試験に合格しました。

そこで今回は、長期製図講座受講者にお伝えしたいことをまとめました。

  • 課題発表までに基礎を定着させる
  • 資格学校のメリットを生かす
  • 資格学校はあくまで「手段」
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課題発表までに基礎を定着させる

まず、お伝えしたいのは、課題発表までに基礎を確実に定着させていただきたいということです。
ここでいう「基礎」とは、大きく分けて以下の3点です。

  • 作図速度の安定化
  • エスキス手順の確立
  • 要点記述過去問の把握

作図速度の安定化

製図試験のパートは、大きく分けると「エスキス」「作図」「要点記述」の3つからなります。

その中でも「作図」は、最も練習したことが反映されやすいパートです。
そのため、練習すれば早くなり、練習しなければ他の受験者に後れをとることになります。

しかしながら、1回や2回、描いたからといって早くなるわけではなく、繰り返しの練習が必要なため、できるだけ早期に練習を開始しなければ、他の受験者に差を付けることができません。

また、課題発表後は、課題の特色に合わせた学習も必要になるため、作図の練習に時間を割けないのが実状です。

エスキス手順の確立

私の肌感覚でいえば、長期製図を受講する人(=製図不合格経験者)は、この部分が明らかにできていません。

エスキスの手順は、資格学校によってやり方が異なりますが、教えられた方法でが勝手に動くようになるまで練習を続けることが王道です。
このとき、毎回、異なる課題で練習するのではなく、同じ課題で覚えるまで繰り返しましょう。

また、前半でエスキス手順を確立する必要があるのは、作図と同様、課題発表後には課題の特色に合わせた内容を付加させて練習するため、基本の練習に時間が割けないからです。

要点記述過去問の把握

計画の要点は、年々、難易度を上げています。
その中でも、過去問の類似問題を確実に得点することは、合格の絶対条件です。

本番では、いつも以上に手が動かなくなるものなので、できるだけ早期に学習に取り掛かり、問題を見れば勝手に手が動くくらいまで練習しておきましょう。

計画の要点においても、前2項と同様、課題発表後は、課題の特色に合わせた知識を勉強する時間を確保したいため、前倒しで学習に取り掛かりたいです。

資格学校のメリットを生かす

資格学校の講座を受講することには、いくつかのメリットがあります。
高額な費用を払って勉強するからには、そのメリットを使い倒さないと、もったいないですし、極論、行く意味がありません。

資格学校のメリットについて、別記事でまとめていますので参考にしていただければと思います。

《建築士試験》勉強方法を迷っているあなたへ!「資格学校のメリット」
資格学校のメリットについてお伝えしています。

資格学校はあくまで「手段」

最後にお伝えしたいことは、この記事を読んで頂いた方には当てはまらないと思いますが、
資格学校の講座を受講すると、何もしなくても合格できる気になっている受講生が一定数いますが、絶対にそんなことはありません。

製図試験において、鉛筆を転がすだけで合格するような偶然はありません。

資格学校は、あくまでも「手段」のひとつであり、うまく利用しながら自分で勉強しなければ効果を発揮しないのです。

余談ですが、このコロナ禍で学習環境にも地域差が出ています。
一般的に「地域差」というと都市部が優位と思われますが、コロナ禍では、都市部の方が対人の講習を運営しにくい状況にあります。
このような状況でも合格につながる勉強をするためには、資格学校という「手段」をいかにうまく使うのかが、より重要になっているように感じます。

まとめ

  • 課題発表までに基礎を定着させる
  • 資格学校のメリットを生かす
  • 資格学校はあくまで「手段」
この記事を書いた人

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