《一級建築士製図試験》戦い方を決める!【試験で使用しなくてもよい道具】

一級建築士 製図試験

建築技術研究所 です。

ブログTwitterから建築士試験についてお伝えしています。

特に、製図試験のポイントや考え方について自身の受験経験を基に記事を作成しています。
試験に向けての学習の補助として活用していただけると嬉しいです。

今回の記事は、製図試験で使用する道具についてです。

製図試験の受験者にとって、どのような道具を使うかは、非常に重要です。

そんな中で、令和5年からの試験では、携行できないものが追加され、これまで携行が可能であった【ペンケース】【ファイルボックス】等が携行できなくなりました。

それにより、机上に出しておける道具の数は、これまで以上に限られることになります。

そして、どの道具を使うかは、慣れも必要なため、早めの対応が必要です。

今回の記事では、受験者の皆さんが道具を選ぶ際の参考として、私個人の主観で不要ではないかと思われるもの、私は使わなかったものを挙げていきます。

【三角スケール】【刷毛】【字消し版】はいらない

蛍光ペンは最小限

三角定規は大小各1つでよい

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【三角スケール】【刷毛】【字消し版】はいらない

速く図面を描くには、手数を少なくすることが最も効果的です。

そのためには、携行できる道具の種類に関わらず、不要なものを持ち込まないことが一番です。

まず、三角スケールです。

三角スケールは、6つの縮尺のスケールが分かる便利な道具ではあるのですが、試験で使うのは、基本的に1/100(1/1)と1/200の2種類しかなく(6つの縮尺のうち2/3は使わず)、使いたい縮尺を探す時間が作図中のタイムロスの原因になるため、三角スケールは必要ないと思っています。
また、試験の解答用紙の5mm方眼を有効に利用すれば、作図を進めることができます。

柱スパン等の確認として、スケールで測りたいという方もいると思いますが、目盛りが付いたテンプレートや三角定規があれば、代用可能です。
私は、Sのテンプレートについている1/200スケールを使っていました。

次に、刷毛字消し版です。

本来の手描き図面では、きれいに図面を仕上げるために必要なものではあるものの、図面を描く目的を考えると、刷毛や字消し版が無くても問題なく、それらを使用しないで作図する方が、道具を持ち替える時間が少なくなる(手数が少なくなる)ため、作図時間を短縮できます。

大色塗り大会の終焉

資格学校では、課題文の読み間違いを防ぐために蛍光ペンによる識別が推奨されています。

しかしながら、課題文の内容を理解せず、深く考えず機械的に色を塗り、その作業が意味のないものになっている受験者が散見されます。

また、反対に、気合が入りすぎて必要以上にたくさんのペンを持ち込む受験者も少なからずいます。

課題文をきれいに色塗りする試験ではないため、課題文の読み間違いを防ぐという本来の目的さえ満たせば、1、2色でもいいと思っています。

本当に何が必要なのかを考え、この機会にペンの数をへらし、効果的な作業になるよう工夫することをオススメします。

三角定規は大小各1つ

三角定規には、45°・45°・90°の直角二等辺三角形と30°・60°・90°の直角三角形の2種類があります。

また、試験では、基準線を引くための大きな定規とその他の作図用に小さな定規を使うことが多いです。

三角定規を立てることができるものが、携行できなくなったため、持ち込む三角定規は最小限とすべきだと思います。
また、より長い直線を引ける30°・60°の定規が各1つあれば用が足ります。

45°の斜線が引きたい場合は、方眼の体格を使えば45°の線が引けますし、45°と決められていないのであれば、60°で引けばいいのではないかと思います。

まとめ

  • 【三角スケール】【刷毛】【字消し版】はいらない
  • 蛍光ペンは最小限
  • 三角定規は大小各1つでよい
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