製図試験を受験するにあたり使用する道具はとても重要です。
また、道具そのものの良さ以上に使い慣れることも重要なため、早い時期からいろいろと試してみるといいです。
今回は、その道具選びの参考になればとの思いで、私が試験合格時に使用していた道具をご紹介していきます。
シャープペンシル(本体)
私がペンを選ぶうえで決め手としたポイントは、
- 軽さ(重量感)
- 太さ(握りやすさ)
- 振って芯が出る機能(以下、フリシャ)
私は、作図用2本と要点記述用1本の計3本を使い分けて使用していました。
私が試験で使用していたものは以下の3つです。
●ぺんてる シャープペン グラフギア500 XPG519 0.9mm
●ゼブラ シャープペン テクトツゥーウェイ 0.5 赤 MA41-R
●シャープ レックスグリップソフトブルー HRG10RSL5
作図用(断面線)
「 ぺんてる シャープペン グラフギア500 XPG519 0.9mm 」は、作図用の中でも断面線の作図に使用していました。
製図用としては比較的安価ですが、シンプルな構造で、軽いことが選んだ理由です。
試験では、一般的に0.5mm、太くても0.7mmの芯を使用することが多いかと思いますが、私はそれよりもひと回り太い0.9mmを使用していました。
作図には、線の種類によって太さを書き分けることが出来栄えに影響します。
0.5mmのペンだけで明瞭な太さの違いを描き分けるのは難しく、作図中に線の描き分けに意識が向くくらいなら、はっきりと太さの違うものをしようする方が様々な面で負担が少ないです。
そこで私は少し思い切って太めの0.9mmを使用していました。
作図用(その他)
ゼブラ シャープペン テクトツゥーウェイ 0.5 赤 MA41-R は、図面中のレイアウト、文字等の細い線を描くのに使用していました。
製図用のペンとしては少ない、フリシャのものを使いたかったというのが選んだ理由です。
「ペン先をノックして芯を出す」という動作は、ペンを握り替える動作となるため、回数を重ねると結構な時間になります。
とにかく早く、多く線を描くためには、ムダな時間をなくしたいというのが理由からフリシャに拘りました。
要点記述用
1本1,000円以上するペンを何本か試しましたが、フィーリングが合わず、結局、安くてどこにでも売っているものに落ち着きました。
何より軽くて、試験後半の疲労状態でも負担が少ないことが決め手です。
シャープペンシル(芯)
使用していた芯
- ぺんてる アイン シュタイン 0.9 HB
- 同上 0.5 HB(HARD)
- 同上 0.5 B
順番は、前出のシャープペンシル(本体)の順番に対応しています。
芯選びでは、柔らかい(濃い)方が描きやすい反面、擦ると汚れやすいです。
作図用の芯は、いろいろ試した結果、HBに落ち着きました。
また、0.5mmの芯は、普通のHB以外に「SOFT」と「HARD」が出ているので、使い比べてみて、少し硬い「HARD」を使っていました。
記述用は、ペン本体と同様で、試験後半での手の負担を減らせるように、少し濃いめのBを使用していました。
芯についての考え
シャーペンの芯は、本体以上に自分が使いやすいと思うものを探すべきだと思っています。
私は、0.5mmの芯に関しては、Hから3Bまですべて試しました。
精神論かもしれませんが、数百円で合格が少し近づくと思えば、安いと思います。
まとめ
冒頭でもお伝えした通り、製図試験の道具選びで重要なのは、以下の2点だと思います。
- 軽さや握りやすさ等の【使用感】
- 道具への慣れ
早い時期からいろいろと試すことで、図面が《速く》《きれいに》描けるようになるなら、文房具程度の出費ならやすいものではないでしょうか。
続きは後編で紹介しています。