《一級建築士製図試験》エスキスで重要!【屋上庭園の基本計画】

一級建築士 製図試験

Ohashi / 建築技術研究所 です。

屋上庭園は、適切に配置しなければ、空間構成を崩す要因になります。

面積や動線の指定等は、課題に従うため、問題を見て考え始める事にはなりますが、基本的な考え方があることを理解しておくだけで圧倒的に早く計画ができます。

今回は、建築士製図試験における、屋上庭園の基本的な構成についてお伝えします。

  • 屋上庭園の形状は、”細長く”が基本
  • 平面的位置は、管理ゾーンの反対側で検討する
  • 設置階は、3階から検討する
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屋上庭園の形状

屋上庭園の形状は、細長く ”が基本になります。

短辺は1スパンで、長辺は要求面積に見合った長さとなるのが理想です。

その理由は、屋上庭園自体にあるわけではなく、建物の外形を極力、整形に残すということにあります。

図のように同じ面積の屋上庭園であっても、建物面積の残り方が変わるため、” 細長く ”配置する方が、空間構成への影響を少なくする事が出来ます。

ましてや、屋上庭園の設置階が2階であった場合、3階の空間構成にも影響を与えるため、その影響は少ない方がエスキスを簡単に進められます。

ただし、課題指定で「まとまったスペース」「直径○mの円が入る―」等の要求がある場合は、この限りではありません。

例えば、「直径10mの円が入る―」と指定があれば、屋上庭園の短辺は、壁厚や柱型を考慮すると少なくとも芯々で11mは必要となり、この場合は、短辺が1スパンでは構成できないので、始めから2スパンが必要になるといった具合です。
そうすると、細長くはできなくなるため、左側の図のように構成することになります。

出題者側からすると、このようにして、課題の難易度を調整しています。

屋上庭園の位置

屋上庭園の位置のポイントは、「平面的位置」「設置階」の2通りあります。

屋上庭園の平面的位置

屋上庭園の平面的位置は、「日当たりのある位置」かつ「管理ゾーンの反対側」が理想です。

詳細については、別記事にまとめていますので、ご参照ください。

また、屋上庭園を含む、その他の施設(屋外施設)は、限りなく共用部に近い扱いをするため屋上庭園は、共用部(ホール)からの動線が確保されていることを基本とします。

特定の室からの動線が指示された場合であっても、その動線とは別に共用部からの動線が確保されている方が無難です。

屋上庭園の設置階

屋上庭園の設置階は、3階から検討することが定石となります。

3階から検討する理由

理由は、建物の面積をより多く残るようにするためです。
(同じ建築面積でも使える面積が変わってきます。)

面積を多く残しておくことで、後に選択肢が増え、エスキスが、楽に、簡単になります。

もちろん、課題指定や全体の面積やその他の室の構成によっては、2階になることもあります。
あくまでも、”考え始めは3階から”程度で頭の中に入れておいて損はないです。

勘違いに注意!

課題によっては、分かりにくい表現を使われることもあります。

”1階の屋上” ”2階の屋上”

これらを言い換えると、”2階床レベル” ”3階床レベル”です。

ごく稀に、勘違いして”3階の屋上”に計画しようとする人がいます。
その場合、間違いなく失格(=ランクⅣ)になってしまいますので注意しましょう。

まとめ

  • 屋上庭園の形状は、”細長く”が基本
  • 平面的位置は、管理ゾーンの反対側で検討する
  • 設置階は、3階から検討する
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