《一級建築士製図試験》エスキスで重要!【大空間と管理部門の関係性】

一級建築士 製図試験

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今回は、大空間と管理部門の関係性についてお伝えします。

  • 大空間への搬入と管理室の受付機能の有無を確認する
  • 条件が多い方が計画のパターンは減る
  • 条件指定はエスキスのヒントになる
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搬入の有無と管理室の受付機能

管理(搬入)動線に着目した大空間の配置の考え方は、大空間への搬入の有無で決まります。

搬入がない場合は、利用者・管理者の区別なく共用ホールからの出入りだけなのに対し、搬入がある(利用者と管理者の動線を分離する必要がある)場合には、共用ホール→大空間の利用者動線と管理ゾーン→大空間の管理動線の2種類が大空間とつながることになります。

また、別記事でお伝えしているように、管理ゾーンの位置は、管理室の受付機能の有無にも影響を受けています。

そのため、建築物全体で動線と出入口、大空間の関係でパターン化すると、【受付機能 有・無】【大空間への搬入 有・無】の組合せで4パターンあります。

条件の数と難易度

試験でのエスキスにおいて、条件指定が多いものほど、条件によって室のつながりが決まってくるため、室の配置を悩まなくて済むという意味では、簡単になります。

上図の条件ので、搬入あり・受付ありの場合、主出入口(共用ホール)の位置が決まれば、大空間と管理室(管理ゾーン)位置がある程度決まってきます。

一方で、どちらもない場合、共用ホール、大空間、管理室の関係性は、共用ホール・廊下から大空間への動線があることしか分からず、自由度が残っているため、その他の条件から検討が必要であることが分かります。

エスキスのヒント

これまで説明した内容は、エスキスで基本的な計画を検討するうえで、大きなヒントになります。

また、これに室の配置順序の考え方を組み合わせると、より具体的にエスキスを進めていくことができます。

この考え方で、大空間、管理ゾーン(管理室)、主出入口(共用ホール)を配置していくと、主出入口、大空間、管理ゾーンの順序で配置されます。

また、管理室に受付機能がある場合、主出入口と管理室の関係を重視して、管理ゾーンが利用者の室よりも先行して配置しまわないように注意が必要です。

まとめ

  • 大空間への搬入と管理室の受付機能の有無を確認する
  • 条件が多い方が計画のパターンは減る
  • 条件指定はエスキスのヒントなる
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