《一級建築士製図試験》合格のために本試験と資格学校の違いを知る

一級建築士 製図試験

建築技術研究所 です。

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特に、製図試験のポイントや考え方について自身の受験経験を基に記事を作成しています。
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今回は、本試験と資格学校の練習課題の特徴と本試験を受験するうえで必要なことについてお伝えします。

本試験と資格学校の練習課題には、それぞれ異なる特徴(性質)があります。

それを理解したうえで試験に臨まなければ、どんなに練習課題ができていても、本試験で思うような解答ができないということが起こり得ます。

また、本試験と資格学校の練習課題それぞれの性質を理解することで、練習課題を効率よく本試験に生かすことができます。

  • 資格学校の練習課題には〈理解してほしいポイント〉が設定されている
  • 本試験はでは、要求室の配置や利用者の動線に具体的な設定がされておらず、自由度がとても高いことが多い
  • すべてを始めから検討するのではなく、学習したパターンを組合わせることで簡単にエスキスを進めることができる
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資格学校の練習課題の特徴

資格学校の練習課題の大きな特徴は、各課題に〈理解してほしいポイント〉が設定されていることです。

そのため、そのポイントを理解し、正しい手順でエスキスができる受験者であれば、誰が解いても同じような計画になります。

反対に、他の人と大きく違った計画になった受験者は、動線や空間構成ができていないことが多く、課題に対しての出来不出来がはっきりする結果となります。

本試験の特徴

本試験の課題は、要求室の配置や利用者の動線に具体的な設定がされておらず、自由度がとても高いことが多いのが特徴です。

そのため、受験者の数だけ様々なパターンの解答があります。そして、それらは、動線と空間構成が成立していなければ不正解で、それ以外はすべて正解になります。

この試験では、絶対的な不正解があるのみで、絶対的な正解は存在しません。

本試験の解き方

前項の特徴にも挙げた通り、本試験の難しさは、課題の自由度の高さにあります。

自由度が低い資格学校の課題と同じように「正解を探す」解き方をしたり、すべてを一から考えていては、圧倒的に時間が足りなくなります。

そこで、練習課題で出てきた構成の中から、その問題に当てはめられる形自分が得意な形を組合わせる感覚でエスキスを進めていくと、考えることが少なくなり、簡単に解く事ができます。

そのためには、練習課題の構成をパターン化して積上げておく必要があります。

平面プランについても同様にパターン化して積上げておく必要がありますが、別記事にまとめています。

また、今まで出題されたことがない内容が出題されると、受験者の多くは戸惑ってしまいますが、慌てる必要はないです。

初出題は、多くの受験者が適切に解答できないため、合否を決める採点基準にはなりにくく、動線と空間構成さえできていれば、他が少し怪しくても、合格する可能性は十分にあります。

他の記事でも書いていますが、70~80%の出来栄えでも漏れなくかいとうすることができれば、合格できます。

まとめ

  • 資格学校の練習課題には〈理解してほしいポイント〉が設定されている
  • 本試験はでは、要求室の配置や利用者の動線に具体的な設定がされておらず、自由度がとても高いことが多い
  • すべてを始めから検討するのではなく、学習したパターンを組合わせることで簡単にエスキスを進めることができる
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