一級建築士製図試験には、いくつかのローカルルールが存在します。
今回は、いくつかあるローカルルールの中から、外構計画に必要なローカルルールについてお伝えします。
- 動線の種類によって仕上げの目地を使い分ける
- 建物周囲は、壁芯から2㎡(有効1.5m以上)の通路を確保
- 植栽によって、動線を明確にする
外構の描き方
上図が外構計画の例です。
これを用途別に着色すると下図のようになります。(右下が凡例です)
ローカルルール
一級建築士製図試験では、建物周囲の仕上げ目地を以下の通り使い分けることで、動線の種類を区別しています。
- 利用者の動線となる通路は、目地を5mm角(実寸)で表す。
- その他の通路は、目地を10mm角(実寸)で表す。
外構計画の注意事項
建物周囲は、植栽で埋めず、通り芯から2m(有効1.5以上)は確保しましょう。
確保していれば、屋外の避難通路として利用できます。
利用者の出入口マーク(▼)※を忘れないよう注意しましょう。(※課題文に正確に従いましょう。)
植栽は、動線を明確にする効果があります。必要な箇所に過不足なく描き入れましょう。
ただし、必要な動線上に植栽を描いてしまうと大きな減点になりますので、注意が必要です。
まとめ
- 動線の種類によって仕上げの目地を使い分ける
- 建物周囲は、壁芯から2㎡(有効1.5m以上)の通路を確保
- 植栽によって、動線を明確にする