一級建築士試験を受験するための対策は、大きく分けて【独学】【資格学校】の2択ですが、主流は、資格学校だと思います。(独学で合格できるほどの能力がある方が羨ましいです。)
ただ、なんと言ってもお金がかかります。お金をかけるからには、納得できる選択をしたいものです。
今回は、そんな方の判断材料として、資格学校のメリットについてお伝えしたいと思います。
(主観的な内容です。ご参考になれば幸いです。)
情報量が多い
資格学校は、個人で勉強していくことに比べれば圧倒的に情報量が多いです。
過去の蓄積もあり、試験を専門的に解析した人達が組んだプログラムに従って、情報を取り入れていくことは、非常に効率的です。
資格学校の高価な費用は、その対価です。
試験までの時間は、平等ですが、有限です。
いかに効率よく学習していくかがともて重要だと思います。
ただし、情報が多い資格学校で気を付けたいのが、情報を捌ききれずに溺れてしまうことです。
最低限は、自分にとって何が必要で、何が不必要なのかを自身で判断する必要はあります。
資格学校からすれば、製図の場合、何もしなくても約6割は戻って来てくれるビジネスです。
いかにうまく利用するかは、個人の力量にかかっています。
疑問に対するレスポンスが早い
学科・製図ともに試験対策としては、疑問を持った時は、早めに解決すべきです。
疑問はその場で解決する方が、その後の定着率も高いです。
その意味では、独学よりは資格学校の方が優れていると思います。
ネットを介しての情報交換も発達してきてはいますが、まだ、直接的な人対人のコミュニケーションには勝てません。
また、後述の「思考プロセスの共有」につながりますが、受講生間で、分かりにくい問題・間違いやすい問題を共有することによって、疑問に対して解決するスピードも理解度も増していきます。
思考プロセスを共有できる
製図試験対策として、自分で考えたプランで他人とディスカッションすることは、他人の思考プロセスを知ることで、自分の思考プロセスを客観的に捉えるだけでなく、他人とその思考プロセスを共有できるため、とても効果的です。
平たく言えば、一級建築士の製図試験は、たくさんのプロセス・選択肢を知り、その積上げた選択肢を試験時間中に組合わせていく試験です。
他人と思考プロセスを共有することは、選択肢を積上げる時間を減らし、効率よく合格するためには絶対的に必要です。
それを実現できる資格学校は、試験合格という目標に対して良い環境だと思います。
その他
試験そのものからは少し逸れますが、同じ目標に向かう仲間・友達をつくることは、生活の上でとても刺激になります。
試験勉強の最大の敵は、モチベーションの低下です。
そのためにも、刺激し合える仲間は必要ではないでしょうか。
一級建築士合格後も刺激し合える友達をつくるのも悪くはないと思います。